朝。太陽。日常。

2002年1月19日
朝起きるとそこにはカーテンの隙間からこぼれる日の光があった。

カーテンを開ける。
空は眩しいほどに青い。
窓を開け植木に水をやる。
2年前、行きつけの美容院からこの植木をもらってからの日課だ。
その成長と共に鉢が小さくなり、ものすごい勢いで根がとぐろを巻いていたので一度鉢を移したが、いまだ根は四角形にきれいなとぐろを巻いている。
心なしか彼も、今日は一段と青々している。

昨日やり残した洗い物の山と、同じく山積みになった洗濯物を効率よく片付けてから、血圧を上げるための作業に取り掛かる。
少し熱めのシャワーは寝起きの乾いた肌にはとても刺激的で、一日の始まりを感じさせてくれる。

テレビをつけるとそこにはお馴染みのくだらないニュースが流れ出した。
この外務大臣のしかめ面もなんだか様になってきたのか見慣れてきたのか
兎に角、相も変わらない日常の風景がある。

CDをかける。
聴き慣れてしまったLOVE PCYCHEDELICOのアルバムをランダムモードで流す。
気の利かない選曲をするコンポに嫌気がさしながら出かける準備を整える。

出かける時の必需品は小説と電子辞書。
憂鬱になりそうな時に本を読む。
文章を読んでいると何故か安心する。
分からない単語は直ぐ調べ、その瞬間からもう自分のものになるという快感がたまらない。

一通り準備を済ませている間に、恐ろしく低い朝の血圧がもどっている。
時々家系を恨むくらいだ。

煙草を吸う。
マルボロライトメンソールボックス。
そしてその火種を灰皿に押し付け、すこし厚手のジャケットに袖を通して出発する。

ある一日の始まり

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